2011年10月

2011年10月12日

いろいろと考えること

またまたIDやらパスワードやらを入力させられてしまいました。
このブログをチェックして下さる奇特な皆さま、ごめんなさい、そしてたくさんのありがとう!

今日はグリーンピース主催の講演会、ドイツのエネルギー部門長トーマス・ブリュアーさんのお話を聞いてきました。土曜日に行った 「泊原発の廃炉をめざす会」主催の講演会、ドイツ在住の環境ジャーナリスト今泉みね子さんのお話とあわせて、かなりドイツの事情がわかりました。あと、やっぱり、再生可能エネルギーだよね、ってことも。
再生可能エネルギーは、地元に雇用とお金を生み出す。そこが天然ガスとかと(石炭より良いと言われている)比べて断然よいところ。今日のお話でもはっきりわかりました。
あと、やっぱり3.11以降、以前のような暮らしではいけないと、見直さなくてはいけないと、節電は大事。これは今泉さんのお話で再確認しました。
(小さい声でつぶやきますが、広瀬隆さん、この2点をぜひ考慮して下さい。)

今日は、娘を入院中の夫のお見舞いがてら、病院に置き去りにして講演会へ。帰り道、いったい母は何を聞きに行ったのか、話しました。その前に、今泉さんのときにいただいた「フクシマがドイツを変えた」という、キッチンテーブルに置きっぱなしの資料を目にした娘が、「どうして?」と聞いて来たのです。
福島は、大好きなおじいちゃんおばあちゃん、おばさんが住んでいる街。大好きな市民プールもある街(いったいあの屋外プールを再び使える日は来るのでしょうか?) とっても気になるようです。

ドイツでどうして脱原発になったのか、メルケル首相のこと、泊を廃炉にする会のこと、そんな話をしていたら、娘、「なぜ高橋はるみ知事は原発をうごかしたの?ドイツの首相と交換してほしい。なにかあったらどうしてくれるの?ごみを捨てたなら、また拾えばすむけど。」 むむむ、正論です。子どもってこういうことに関しては、鋭いですね。営利が絡まない分、本能で語ってますからね。
同じ娘、原発事故の直後、「原発があるより、停電になった方がまし。」とコメントしてます。

今日のグリーンピースセミナーで、とても印象に残った一言「原発問題は、もはや安全性の問題ではない。倫理の問題だ。」ほんとうにその通りです。政治家の皆さん、倫理が問われていますよ。
政治家だけではない。私たちだってそう。どうでもいいではすまされない。反対なのか、賛成なのか、きちんと声をあげて伝えなければ。

3.11がなければ、どんなによかったか。福島を故郷にするものとして、心底願います。でもこんな私の思いなんて、そこで暮らしている人を考えたら比べ物になりませんね。

泊原発の廃炉をめざす会、リーフレットのイラストを描きました。訴訟の原告を募集しています。もちろん私もなりました!両親も誘ったし、夫にもなってもらいましょう。呼びかけ人の、小野有五先生がすてきなんです。とっても穏やかなのに、言うべきことははっきり言う。時々ユーモアも忘れない(これ大事)尊敬しています。

3.11以降、小野先生を始めとして、たくさんのすてきな方とお知り合いになれました。すでに知っていた方でも、価値観をともに出来る、という点で、新たな出会いをしたなぁという方がたくさん。
3.11で得たものも大きかったなぁ、と、改めて思う7ヶ月後でした。

そしてもう一つ、結婚してしばらく住んだルイジアナ、初めてのアメリカでの生活。義母のお家で暮らしていたのですが、その時お隣に住んでいた、義母アイリーンのお姉さんのジョージ。今日、危篤との知らせが来ました。車がなければ行けるところもないアメリカでの生活で、お隣はしょっちゅう遊びにいってました。ユーモアいっぱいのジョージ。
遊びに行くと、子どもたちだけではなく、私にも(私も子どもと同じようなものだったのでしょうね)チョコレートやキャンディをくれたジョージ。
さようなら。どうして、いつまでも変わらないでいられないのでしょうね。もう一度会いたかった。


 


drecom_hoppers at 00:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0)